用途・事例

人工筋肉とは、筋肉を模擬して動作するアクチュエータのことです。エラストマーや高分子のゲルを使った人工筋肉などの開発が進められており、柔軟性を有することが特徴となっています。人工筋肉には、次のような分類があります。

  • 誘電エラストマー
  • 電場応答性高分子(EAP)
  • イオン導電性高分子ゲル(ICPF)
  • 空気圧人工筋肉(PAMs)
  • 電気粘性流体(ER流体)
  • 磁性粘性流体(MR流体)
  • HASELアクチュエーター

ここでは、HASELアクチュエーターと呼ばれる人工筋肉について解説します。

HASELアクチュエーターとは、「Hydraulically Amplified Self-healing electrostatic actuator」のことで、人工筋肉(Artificial muscle)の一種です。液体の入った袋の両端に電圧をかけると、電界のかかった部分の液体が移動します。この液体の移動による袋の変形を利用したアクチュエーターとなっています。圧電素子(ピエゾ素子)の両端に電圧をかけて変形させるのがピエゾアクチュエーターですが、HASELアクチュエーターは液体の入った袋に電圧をかけます。HASELアクチュエーターは、ピエゾアクチュエーターよりも変位量を大きくすることができ、人工筋肉と呼ばれるようにソフトな動作が可能です。

人工筋肉のしくみ

HASELアクチュエーターに使用される電圧は、10kVや20kVの高電圧です。また、高速応答を必要とされる場合は、高電圧アンプが使われます。

松定プレシジョンは、各種の人工筋肉に使用される高圧電源や高電圧アンプなどを製造販売しています。

関連ワード:
  • 誘電エラストマー
  • 電場応答性高分子(EAP)
  • イオン導電性高分子ゲル(ICPF)
  • 空気圧人工筋肉(PAMs)
  • 電気粘性流体(ER流体)
  • 磁性粘性流体(MR流体)