SRJシリーズ
卓上AC・DC両出力
交流電源
横幅140mmの超小型サイズながらAC/DC両出力などの多機能を備えた交流電源
実験用に、生産ライン用に、AC動作機の評価、試験用に、卓上型AC・DC両出力交流電源
SRJシリーズは、多機能を卓上サイズに凝縮した世界最小クラスの交流安定化電源です。 実験や評価、セル生産等で求められる省スペース性と高品位な出力を兼ね備えた新しいタイプの交流電源です。 また、小型でありながらワールドワイド入力に対応しているだけでなく、各国のプラグに対応したユニバーサルタイプのアウトレットを採用し、国や地域を選ばず手軽に使うことができます。 さらに、簡易瞬停試験対応モデルを新たにラインナップし(オプション)、瞬停時あるいは入力が不安定な状況下におけるAC入力機器の試験や評価にも対応可能となりました。
ラインナップ
モデル名 | 出力電力[kVA] | 出力電流[A] | お問い合わせ | |
---|---|---|---|---|
Lo (150V)レンジ | Hi (300V)レンジ | |||
SRJ500 | 0.5 | 5 | 2.5 | 購入前 購入後 |
特長
超コンパクト設計
スイッチングアンプ方式のバイポーラ電源であるため、リニアアンプ方式のものと比較して体積が約6分の1と非常にコンパクトです。また、横幅わずか140mm、重量も約5kgというコンパクト設計により使用場所を選びません。さらにハンドルを標準装備していますので持ち運びも簡単です。

広範囲な出力が可能
様々なAC入力機器に対応できます。また、直流出力も可能なので、これ1台で幅広い用途にご使用いただけます。
- AC出力
- 電圧:0~150V/0~300V、周波数:1~550Hz
- DC出力
- 電圧:0~±212V/0~±424V
簡易瞬停試験をこの1台で実現
AC入力機器の簡易的な瞬停試験を行うことができます。電源ラインが不安定な状況、あるいは瞬停を起こした状況を模擬し、そのような環境下での試験対象機器の動作状況を確認することができます。(オプション)
瞬停時間設定

このキーを1秒以上長押しすると瞬停時間設定表示に切り替わります。
ロータリエンコーダを回して10ms~5sまで10ms単位で瞬停時間を設定することができます。

ACのON/OFFによる交流出力のON/OFFにも対応
標準機能である停電保護機能をキャンセルすることで、ACのON/OFFの度にフロントのOUTPUTボタンを押し直す必要がなくなるため、機器への組み込みなどで本機に触れずに制御するといったご使用にも対応できます。(オプション)
大きなピーク電流
ピーク電流20Aを実現(Loレンジ時)。クレストファクタは4まで出力でき、コンデンサインプットの負荷にも最適です。
※電流を制限したい負荷には定電流出力も可能です。詳しくは営業担当までお問合せ下さい。

ユニバーサル型アウトレット
海外向け製品の開発や試験に便利なユニバーサルタイプのアウトレットをフロントパネルに装備。各国のプラグを、アダプタなしでそのままご使用頂けます。

機能
多彩な出力モード
オプションにより三相出力、単相三線出力、マスタスレーブ接続ができます。
三相出力

単相100V/200Vしかない場所でも三相交流の試験や評価ができます。省スペース設計なので、三相出力を構成しても幅が140mm×3=420mmと使用場所を選びません。(高さ124mm)

単相三線出力
単相しかない場所でも単相三線の試験評価ができます。

マスタースレーブ
さらに大容量の電源が必要な場合、マスタスレーブ接続により、最大1kVAまで構成できます。(マスタ1台、スレーブ1台)

標準機能と豊富なオプション

標準で外部コントロールを装備し、ON/OFF、電圧、周波数、Rangeをリモートでコントロールできるので生産ラインでの自動化にもすぐに対応できます。また、I/FオプションによりUSB、RS-232C、RS-485、GPIBコントロールも可能です。
リモートコントロールコネクタ(REMOTE)
リモート/ローカル切替
電圧・周波数・レンジそれぞれ、または全てのモードをリレーかTTL信号により切り替えられます。

リモートスイッチON/OFF
リレーまたはTTL信号により出力をON/OFFすることができます。

ステータス出力
オープンコレクタ出力でコモンはフローティングです。

- 耐圧: 30Vdc
- シンク電流:5mA以下
出力制御



※REMOTEのコモンとシャーシは内部で接続されています。
仕様
外観説明

- レンジ切替:出力電圧のレンジを切り替えます。(H⇔L)
- DC / AC:直流、交流のモードを切り替えます。(DC⇔AC)
- 電圧/周波数:電圧・周波数設定モードに切り替えます。
- OCP/OVP/OPP:各種保護機能の設定モードを切り替えます。
- 方向キー:数値設定時の桁を移動し、すばやく設定できます。
- 方向キー:数値設定時の桁を移動し、すばやく設定できます。
- DISPLAY切替:周波数、電流、電力の表示を順に切り替えます。
- メモリ:メモリ呼出モード、メモリ記憶モードに切り替えます。
- ENTER/LOCK:ENTER機能、メモリモードの決定に使います。また、操作系のLOCKにも使います。
- POWERスイッチ:POWER ON/OFFスイッチです。
- OUTPUTボタン:電源出力のON/OFFスイッチです。(出力ON時にランプが点灯します)。
- ステータス表示:各種電源の状態を表示します。
AC、DC:電源の出力モード(交流/直流)を表示します。
REN:標準装備の外部コントロールもしくはオプションのUSB、GPIB、光通信でのコントロール時に点灯します。
LOCK:キー操作を無効にします。
RANGE:各モード時のレンジ出力を表示します。 - メータ表示:電源出力値はTRUE RMSで表示されます。
上段:電圧を表示します。
下段:設定により電流、電力、周波数を切り替えて表示します。また、保護機能動作時には異常項目を文字で表示します。 - コントロールキー:よく使う機能を考慮し、使いやすさを追求しました。
- ロータリエンコーダ:電圧/周波数設定や保護メモリ機能を設定します。
- 出力アウトレット:各国のプラグに対応したアウトレットです。
- リモートコントロールコネクタ:標準機能としてリモートスイッチ、ドアスイッチ、外部電圧コントロール、外部周波数コントロール、外部レンジコントロールを使うことができます。
- デジタルインターフェースオプション
USBオプション:PCのUSBポートに接続するだけで簡単に外部制御することができます。
GPIBオプション:今まで使用していたGPIBに接続できます。
光通信オプション:光通信で絶縁コントロールするので、ノイズや電位の違いを気にせず使えます。光変換アダプタの組み合わせによりUSB,GPIB、RS-232C、RS-485と各種組み合せることが可能です。 - 出力オプション
三相出力オプション:3台同時にコントロールすることで三相交流を出力できます。(Loレンジで0~259V、Hiレンジで0~519V)
単相三線出力オプション:2台同時にコントロールすることで単相三線出力できます。(Loレンジで0~300V、Hiレンジで0~600V)
光通信オプション:並列に接続することで出力電流を2倍とることができます。ますた1台にスレーブ1台が接続可能です。 - 出力端子台
- 入力インレット:入力電圧は90-132V/180-250Vの自動切り替えでワールドワイド入力対応、力率改善回路も内蔵しています。
ダウンロード
ダウンロードには会員登録が必要です。
-
SRJシリーズカタログ
PDF(1,291KB)
-
SRJシリーズ取扱説明書
PDF(606KB)
-
SRJシリーズ USBドライバ
zipファイル(8,003KB)
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