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  • PHOPシリーズ|バイポーラ電源/電力増幅器|松定プレシジョン
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四象限高速バイポーラ電源

「小型」「高速応答」「ハイパワー」を実現した四象限バイポーラ電源

  • 出力電圧:±20~±45V
  • 最大出力:240W
  • 周波数帯域:DC~100kHz

ハーフラックサイズながら広帯域・ハイパワーを表現

PHOPシリーズは、電力の供給と吸収が可能な四象限バイポーラ電源です。定電圧/定電流の2モードで使用できます。横幅210mmという卓上サイズながら高速応答を実現しており、正弦波、三角波、ノコギリ波および矩形波など入力波形に比例した出力が可能です。バッテリで駆動される機器やバッテリ管理ICの評価試験、あるいは太陽電池パネルの評価など幅広い用途に対応できます。また、独自の設計で高い信頼性を確保しています。

150W~2000Wのハイパワーバイポーラ電源POPシリーズや、ファンクションジェネレータ一体型のPOPFシリーズ、DC~1MHzという超高速応答を実現したPOAシリーズもございます。

特長

高速応答
CV動作時100kHz、CC動作時10kHzの広帯域を実現しており、過渡応答試験などに最適です。
DCバイアス機能
交流波形にDCバイアスをかける機能を利用することで直流電源としてもご使用いただけます。
DC出力計
3桁デジタルメータにより、出力電圧・電流のDC値を表示します。
コンパクトで軽量
小型化・軽量化を徹底追求し、卓上サイズを実現しました。
定電圧(CV)/定電流(CC)
スイッチ一つでCV/CCモードを切替えられます。
四象限動作
プラス、マイナス両極性の直流電源として動作することも、電子負荷のように電力を吸い込むことも可能です。
万全の保護機能
過電圧保護および過電流保護、さらに出力短絡に対する保護も備えています。

用途

  • バッテリで駆動される機器などの評価試験に模擬バッテリとして最適
  • コイル・トランスなどの誘導性負荷
  • 車載電装品の試験
  • キャパシタなどの容量性負荷
  • 太陽電池関連機器の評価試験
  • 各種モータ試験
  • 表面処理

本製品はバッテリの充放電用に設計された電源ではありません。
そのような用途には、専用に設計された直流充放電電源を別にラインナップしておりますので、どうぞお気軽にこちらからお問い合わせください。

ラインナップ

モデル名 出力 お問い合わせ
電圧 電流 電力
PHOP20-12 ±20V ±12A 240W 見積り 購入前 購入後
PHOP45-5 ±45V ±5A 225W 見積り 購入前 購入後

※記載の電圧、電流、周波数帯域以外の仕様でも製作可能です。こちらからお問い合わせください。

機能

保護機能について

オーバーボルテージ保護(OVP)

本機には、オーバーボルテージ保護があり、異常時でも定格出力電圧の約110%でリミットされ、負荷を保護します。

オーバーカレント保護(OCP)

本機には、オーバーカレント保護があり、過負荷時でも定格出力電流の約110%でリミットされ、電源・負荷を保護します。

高速過電流保護について

本機の過電流保護はパルス電流を制限する高速過電流保護回路と定常電流を制限するオーバーカレント保護回路の2種類を装備しております。
図のオーバーカレント保護は定常電流を制限するもので、応答速度は約1msecです。
これとは別に高速応答型の電流制限回路が付加されており、矩形波や容量負荷時のパルス電流を定格電流の約2倍で制限します。

四象限高速バイポーラ電源・オーバーカレント保護の図

出力範囲について

本機は、四象限動作可能なバイポーラ電源です。右図の領域で電流の供給(ソース)、吸収(シンク)が可能です。

出力範囲

「高周波利用設備」該当品です。

PHOPシリーズは、電波法第100条の規定により、総務大臣の使用許可を必要とする「高周波利用設備」に該当致します(周波数10kHzで、出力電力50Wを越えて使用する場合に必要)。許可申請の詳細については、管轄の総合通信局にお問い合わせください。

アンプの特性

立上り時間

(ステップ時間)・・・応答性を立上り時間で表現することもあります。
一般的に応答速度(=周波数帯域)fc(Hz)のアンプの立上り時間は tr≒0.35/fcで求められます。立下り時間tfはtrと同じです。
周波数帯域:~ 100kHzの場合、tr=tf=約3.5μs

四象限高速バイポーラ電源・応答性を立上り時間で表現することがある

応答速度

正確な出力波形を必要とされる場合には、使用周波数よりも十分に高い周波数帯域をもつアンプを選択してください。
通常、正弦波で使用する場合では3 ~ 5倍、矩形波で使用する場合では10倍くらい速い周波数帯域が必要です。周波数帯域が不足しますと、出力振幅が減少するだけでなく入出力位相差が大きくなりますので、出力波形をモニタして使用するなどの注意が必要になります。

応答速度の図

容量負荷について

容量負荷の場合、発振を起こす場合があります。
その場合はパワー抵抗を出力に直列に挿入してください。
また、容量負荷では直列に挿入した抵抗と容量により周波数帯域が制限されますので注意してください。

誘導負荷について

CCモード時、誘導性負荷のインダクタンスによっては共振する場合があります。
その場合は、出力端子間にC-R直列回路を接続して共振を起こさないようにしてください。

仕様

外観説明

POWERスイッチ変更のお知らせ

2020年6月出荷分より、フロントパネルのPOWERスイッチを下図のように変更いたします。

変更前 変更後
押しボタンスイッチ
押しボタンスイッチ
シーソースイッチ
シーソースイッチ

フロント

PJOPのフロント画像

リア

PJOPのリア画像
  1. POWER ON/OFFスイッチ
  2. OUTPUT ON/OFFスイッチ
  3. Vcon-in端子
  4. 電圧メータ
  5. バイアスON/OFFスイッチ
  6. 電流メータ
  7. CV/CC切替スイッチ
  8. バイアス設定ダイアル
  9. 電圧・電流リミット設定ボリューム
  10. コントロールコネクタ
  11. 出力端子
  12. AC入力端子

CV/CC設定切替について

CVモード時 CCモード時

Vcon 出力電圧 出力電流
-10V -定格 -定格
0V 0V 0A
+10V +定格 +定格

Vcon-inより電圧を入力しますと、CV制御設定時は出力電圧Vをコントロールすることができ、CC制御設定時は、出力電流Aをコントロールすることができます。

BIAS(バイアス)の使用について

CVモード時 CCモード時

目盛り 出力電圧 出力電流
000(ccw) -定格 -定格
500 0V 0A
1000(cw) +定格 +定格

「バイアスON/OFFスイッチ」をONにしますと「バイアス設定ダイヤル」にてバイアスを可変することができます。CV制御設定時は電圧、CC制御設定時は電流のバイアスを設定することができます。

オプション

-LD

インターロック

-LN

出力自動復帰(旧:停電保護なし)

このオプションは、ACパワースイッチのON/OFFや停電など入力電源遮断から復帰する際に、出力状態が保持されます。
出力状態が保持されているので、OUTPUTスイッチを一旦OFFにするなど、保護ステータスをリセットする必要がありません。
注意:OUTPUT設定がONの状態で電源を入力すると、出力がONになります。
-LS

リモート出力ON/OFF制御

ご発注方法

ご発注時は、上記のオプション記号を型名の後につけてください。

〈例〉PHOP45-5-LDNS(アルファベット順)

別売品

信号発生器(ファンクションジェネレータ)

AC入力ケーブル

【標準添付】 CABLE TYPE1 CABLEシリーズ CABLEシリーズ 125 V / 10 A 2.5 m
固定長
【別売】 CABLE TYPE3 CABLEシリーズ CABLEシリーズ 250 V / 10 A 2.5 m
固定長
【別売】 CABLE TYPE4 CABLEシリーズ CABLEシリーズ 250 V / 10 A 2.5 m
固定長

外形寸法

外形・寸法については、こちらよりカタログをダウンロードし、ご参照ください。

ダウンロード

ダウンロードできない場合の解決方法

ダウンロードできない場合、以下の方法をお試しください。

  1. Ctrl+F5を押下し、WEBブラウザのキャッシュをクリアして、お試しください。
  2. WEBブラウザを再起動のうえ再ログインして、お試しください。
  3. ご利用のWEBブラウザを変更して、お試しください。
  4. パソコンを再起動し、再度お試しください。
  5. 別のパソコンで、再度お試しください。

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