CT機能対応横照射型X線マイクロビュー顕微鏡
測定対象を置いてボタンを押すだけで計測可能。
インサート成形品・肉厚樹脂成型品の厚みを測ります。
今までは断面加工をし、それを顕微鏡で検査する方法が一般的ですが、厚み測定顕微鏡µB3500はこの手間をなくせます。
計測ソフトの簡素化にも成功。
専用オペレータいらずでラクラク評価。
管電圧[kV] | 搭載可能試料サイズ[mm] | カメラ視野サイズ[mm] | モデル名 |
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20 ~ 80 | Φ160×220(H) | 64×114 | µB3500 |
さらに、X軸(左右)、Y軸(手前奥)、Z軸(上下)、回転軸(ターン)搭載で観察が簡単
※10kg対応はオプションです。
付属の専用ソフト「µRayVision」は、簡単な操作でステージやX線の制御ができるだけでなく、多彩な画像処理機能や計測機能も備えています。
ミクロ ・マクロに、また様々な方向から簡単に観察・解析することができます。
高解像度表示から縮小表示に切り替えることにより、すでに保存してある画像と比較しながらの試料の観察・解析が可能になります。
「倍率を上げたうえで試料の隅々を観察したい」という時にはこの機能が役立ちます。クリックした部分が中心となるようにステージが移動しますので見落としがありません。少しずつステージを動かすことで、全範囲を見落とすことなく観察できます。
判定ミスや検査箇所の間違いの低減を強力にサポートをします。
不良サンプルから異物やスがある箇所の濃度値を見つけ出します。その指定した範囲の濃度だけに色をつけることができる機能です。不良と判断する濃度値の箇所に色をつけますから、検査者が簡単に判定できます。
BGAのボイド率計測や、決まった形状もしくは同じ物が配列されている時の大きさの違いを判定するために役立ちます。計測結果が数値化されるので判別も容易です。面積、穴数、穴面積、面積比率を計測できます。
CTユニットの詳細につきましては「マイクロビューCTガイド」をご覧ください。
透視装置では投影画像しか得られませんが、CTユニットを使うと3次元画像が得られます。3次元画像の任意の面を指定すれば、その面の断層画像が得られます。
断層画像は試料を360度(ハーフスキャンは180度)回転させて得られた透視画像を独自のアルゴリズムで処理することで得られます。送り角度を細かくすればするほど精細な断層画像が得られます。
経験を必要としない機能と安心・安全な機能
X線を最後に照射した日時をメモリしています。その時刻から何時間経過したかに応じて、エージング(X線源の準備運転)の時間をソフトが自動で判断し、最適なエージングを行います。その機能によって、装置の性能を最大限、発揮させることができます。
(エージングを適切に行わないと、X線源の耐用期間が短くなります。)
自動コントラスト調整(ACC)機能により、画像に合わせた最適なコントラストに調整できます。誰が使っても簡単に精細な透視画像が得られます。
前に撮影した画像の撮影条件ファイルを呼び出せば、全て同じ条件で再撮影ができます。誰が使っても間違うことはありません。
ドアが開いた状態ではX線は照射されません。またステージも動きません。もちろん、X線照射中にドアを誤って開けてしまった場合は瞬時にX線出力を停止し、安全を確保します。
ドアが開いた瞬間にX線を停止させます。
X線の切り忘れを防止するため、設定した時間が経過すると自動的にX線を停止します。最長30分の設定が可能です。
緊急時にボタンを押すだけでX線とステージが停止します。
耐荷重10kgステージ
XDSK300
本装置は設置するにあたり、所轄の労働基準監督署へ設置届を提出することが義務付けられています。
(官公庁、大学に設置する場合は人事院への届出が必要となります。)
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