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入力電圧
各仕様を保証できる入力電圧の範囲を表します。交流入力の場合は実行値を表します。交流入力は単相用と、大電力場合3相入力タイプがあります。
入力電流
電流に流れ込む電流で、実効値で表します。シリーズ方式、スイッチング方式共にコンデンサ・インプットの整流回路を内蔵しているため入力電流は正弦波とはならず、下図のような波形になります。PFC(力率改善回路)が付く場合は正弦波となります。
入力電力(入力容量)
電源はコンデンサ・インプットの整流、平滑回路を使用しているため、入力電流の波形が歪んでいます。そのため、入力電圧(実効値)と入力電流(実効値)の積である皮相電力と入力電圧と入力電流の積の積分値である有効電力とがあります。皮相電力は電源に流れ込む電力で、有効電力は電源で消費される電力となり、その差の電力は商用電源側に帰っていく電力となります。
効率
出力電力と入力有効電力の比で表します。仕様値は定格出力電力の時で表示されており、出力電流が小さくなると、効率が悪くなります。
力率
皮相電力と有効電力の比で表します。通常、コンデンサ・インプット型の場合0.6ぐらいとなり、PFC(力率改善回路)のついているもので0.9ぐらいとなります。
突入電流
スイッチング電源の場合、コンデンサ・インプットのため、通常動作時の数十から数百倍の大電流が流れます。電源に入力電圧をかけた瞬間に流れる電流の波高値をいいます。シリーズ電源の場合、2次側のコンデンサ・インプット整流回路に流れる電流と、0位相で投入したときにトランスが飽和して流れる電流があり、定格電流の5倍から10倍の突入電力が流れます。
漏洩電流
安全面から各国の安定規格で定められている電流です。入力から1次側部品やトランスの1次-2次間の浮遊容量、ノイズフィルターの接地コンデンサなどを通して大地へ流れる電流をいいます。測定は下図に示すもので行います。
入力変動
入力電圧を仕様範囲内で変化させた時の出力電圧の変動をいいます。
負荷変動
<静的負荷変動>
無負荷から定格負荷まで変化させた時の出力の変化をいいます。

<動的負荷変動>
過度応答ともいいます。急激に無負荷から定格負荷まで変化させた時の出力の応答。
リップル
出力電圧に重畳される入力周波数及びスイッチング周波数と同期した成分で、Peak-Peakで表します。スイッチング電源の出力にコンデンサを追加した場合、スイッチング周波数に同期した成分は小さくなりますが、入力周波数に同期した成分は変化しません。シリーズ電源では入力周波数に同期した成分だけになります。
リップルノイズ
出力ノイズは出力電圧に重畳されるリップル以外のノイズ成分だけを言い、Peak-Peakで表します。スイッチング電源ではほとんどが矩形波インバータを使用しているため、スイッチングトランジスタや出力整流ダイオードから出るノイズが出力に出てきます。
過電圧保護(O.V.P.)
負荷に過電圧がかからないよう、規定値以上の電圧が出力されないよう保護する機能です。過電圧保護回路が動作すると、電源は出力を停止します。
放熱設計
電源はパワー機器ですので変換効率の差分はすべて熱となって放出されます。この熱をどう逃がすかが設計のポイントです。

<自然空冷の場合>
ファンなどの強制冷却を使用せず輻射と対流により放熱します。ほとんどが対流による放熱となりますので、空気が流れる隙間を十分に取って下さい。筐体に入れる場合は内部に暖められた空気が蓄積しないように、外部の空気の出入口を設けて下さい。この場合、入口よりも出口を大きめに設計すると効果があります。電源の設置方向はあらかじめ決められた向きで使用して下さい。

<強制空冷の場合>
電源自体に強制空冷用のファンを内蔵していますので、周囲温度(流入空気)だけを管理すればよくなっています。ただし、空気の流入部、排出部をふさがないようご注意下さい。
リモートコントロール
離れた場所から個別にon/offする場合や、複数の電源のそれぞれの立ち上がりや立ち下がりに時間を設ける時に使用します。外部信号で電源の出力をON-OFFする機能をいいます。リレー接点、トランジスタ、ICで駆動できます。LOWでON、HIGHでOFFするものと、その逆がのものがありますので、仕様をご確認の上ご使用下さい。
絶縁・耐圧
<絶縁抵抗>
指定された端子間に規定の直流電圧を印加した場合の抵抗値をいいます。

<耐電圧>
指定された端子間に規定の交流電圧を印加スパーク放電しないか、電源が破壊しない電圧のことをいいます。耐電圧試験ををする場合、インパルス電圧が発生しないよう、印加電圧を0Vからゆっくり上げるか、ゼロクロススイッチを使って電圧を印加して下さい。
使用温度
電源の仕様を保証できる、運転時の周囲温度をいいます。無風状態で、水平設置した場合の値です。他の設置状態は避けて下さい。内部に強制空冷用のファンを内蔵しているものは流入空気の温度をいいます。電源の寿命は10℃上がるごとに半分になります。できるだけ低い温度での使用が製品の寿命を延ばします。
保存温度
非動作状態で性能に劣化を生じさせずに保存できる周囲温度をいいます。電解コンデンサの劣化が進行しますので、高温での長期保存は避けて下さい。