用意するもの
- 高圧電源モジュール(必須)
- DC電源(必須)
- 制御用電圧源又は、可変抵抗(どちらか必須)
- 電圧計(出来れば数台)
- 高圧プローブ・電圧デバイダ(分圧器)※今回の例では使いません
配線方法
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出力端子の接続
まず、出力端子による感電や短絡を防止するように安全対策をして下さい。
(端子に触れないように絶縁のカバー等を付けておく)
高電圧モジュールの動作確認だけであれば何も接続しない。
出力電圧を測定する場合は出力端子に電圧デバイダや高圧プローブを接続し電圧計やオシロスコープで測定してください。 -
モニター端子の接続
出力の有無や電圧を確認するために、電圧モニター端子(Vmoni)と電圧計を接続します。 -
制御端子の接続
出力の範囲と、制御の範囲を把握し、不用意に出力電圧が上がらないようにする。電圧源で制御する場合
使用する高圧電源モジュールの範囲をカバーできる電圧の電源を用意する。今回は、0から10Vまで可変出来る直流電源を用意しました。
出来るだけ安定度の高い直流電源をご用意ください。制御端子の出力電圧制御端子(CCW/COM Vcon-in)とGND端子を制御用の電圧源に接続します。可変抵抗で制御する場合
5kΩのポテンショメーターを用意します。
(操作する高圧電源モジュールにより必要なポテンショメーターは異なります。)
多回転式のポテンショメーター(10回転など)をお勧めします。接続する前に、ポテンショメーターの位置を最大抵抗値にしておきます。ポテンショメーターのVcc,GND, Outputをそれぞれ制御端子に接続します。 -
スイッチの接続
出力ON/OFF用のスイッチを接続します。 -
入力用DC電源の接続
入力用DC電源の出力と高圧電源モジュールの入力電源仕様が合っているか確認します。
(電圧、電流、立ち上がり速度など)- 入力用電源単体で正しく電圧が出力しているか確認、制御端子の(Vin GND)をDC電源に接続します。
- 可変電源の場合、CVで必要な電圧に設定し、電流は必要な電流値に設定しておく
通電の手順
- 各端子や筐体などが接触していないことを確認する。
また、不用意に端子などに触れないように配置出来ていることを確認する。 - 電圧計の電源を入れる。
- 可変抵抗の抵抗値が最大になっているか確認する。(出力電圧が最低になる設定)
- 入力用のDC電源をONにする。
- External output ON/OFFスイッチをONにする。(出力オン)
- 出力モニタ端子の電圧を確認する。
- 制御端子を操作し、出力モニタの値と合っているかを確認する。(出力電圧を不用意に上げ過ぎないように注意)
終了の手順
- 出力電圧がゼロになるように制御端子を設定する。
- 出力電圧モニタの値がゼロになっていることを確認する。
- 入力電源をオフにする。
- 入力電源端子、制御端子を外す。
- 出力端子に触れる場合、端子に電荷が溜まっている場合があるので、GNDなどに接触させて安全を確認してから触れる。