吸煙器に必要な処理風量の計算は、オープンな環境での吸煙か、囲われた環境の吸煙かなどの使用環境や、発生源の大きさや発生量で大きく変わります。例えば、卓上でのはんだ付けであれば、吸煙口と煙の発生箇所の距離が近ければ風量は少なくて済みますが、距離が離れるにつれ必要な風量は極端に大きくなります。一般的には、1m3/minから4m3/min程度の風量のものが使われています。
[計算例]
必要な風量(m3/min)=60(s/min)x制御風速x(10X2+開口面積(m2))
Xは、発生源から開口部までの距離
制御風速は、ガス状であれば0.5、粒子状であれば1.0を適用
65mmφのダクトの先端からはんだ付けまでの距離を5cmとすると、必要な風量は0.85m3/minになります。
距離が、10cmになると3.1m3/minの風量が必要になります。