松定プレシジョン株式会社は、130kVのマイクロフォーカスX線管と、X400×Y450mmの大型ステージに傾動可能なX線カメラを搭載した、基板実装の品質検査に最適なX線検査装置 precision μX8600の発売を開始しました。
precision μX8600 4つの特徴
- 130kVの透過力でヒートシンクの付いた電子部品なども観察可能
- 傾動カメラで真上から見えなかったBGAの接合不良も立体的に観察可能
- 開口部が大きく、Mサイズ基板や高さのある試料の入れ替えも簡単
- 高分解能300万画素カメラ、最新の画像処理技術、独自開発X線管によりこれまでにない高画質を実現
precision μX8600は、管電圧130kVのX線管を搭載しているので、パワー半導体やヒートシンクの付いた電子部品など透過しにくいワークも観察が可能です。また、傾動可能なX線カメラにより、真上からでは見えない部分の欠陥や接合不良なども容易に観察することができます。特に、BGAの接合不良の検出において威力を発揮します。さらに、最新の画像処理機能s-HDRを組み合わせることで、ダイナミックレンジの広い画像や鮮明な画像の取得が可能です。これにより、微細な欠陥や異常を見逃すことなく、正確な判定を行うことができます。
BGAのショートやボイドの検査、実装部品の接合不良、パワー半導体やパワーモジュールのボイドやクラックの検査など、幅広い用途で活用いただけます。
precision μX8600の詳細は、以下のリンクより製品ページをご覧ください。
松定プレシジョンは電源の総合メーカーとして、高圧電源や直流安定化電源、交流電源、バイポーラ電源、高電圧アンプ、電子負荷などの電源機器をはじめ、X線検査装置や電子顕微鏡、クリーンブース、吸煙機などを、開発から製造・販売まで一貫して行っております。日本国内のみならず世界中の開発・製造現場や研究機関で活用いただいております。