ドライバとはデバイスドライバの略で、コンピューターの内部や外部に接続した機器を制御や操作するためのソフトウェアです。パソコンなどのコンピューターに接続される計測機器や表示機器などのデバイス(ハードウェア)は、それぞれ固有の機能や制御仕様をもっています。
そのため、これをコンピューター側のオペレーティングシステム(OS)で制御するためには、機器とコンピューターの間を橋渡しするソフトウェアが必要になります。これがデバイスドライバです。
デバイスドライバは、機器やOSによって変わるため、それぞれの機器とOSに合わせて開発、インストールされます。キーボードやマウスのように、あまり多くの機能を持っておらず、汎用性の高い機器については共通仕様である標準ドライバで制御できるケースもあります。
しかし、計測機器のような家庭やオフィスなどで一般的に使われない機器の場合、標準ドライバでは制御できないケースがほとんどです。そのため機器を導入する際には、使おうと思っているコンピュータのOS用にその機器のデバイスドライバが用意されているかを確認する必要があります。