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用途・事例

アバランシェフォトダイオード (APD:Avalanche Photodiode)は、高感度で光を検出できるフォトダイオードの一種です。 APD は、通常のフォトダイオードよりも光の感度を高めるために高電圧を印加します。 高電圧を印加するとアバランシェ現象が発生し、信号が増幅されます。 これにより、弱い光でも高感度に光を検出することが出来ます。

松定プレシジョンのAPDの最大の特徴は、アバランシェ効果の高いP層入射の半導体構造を採用していることです。他社の多くはN層入射構造を採用しており、特に短波長の光ではキャリアが空乏層に到達せずアバランシェ層の前で発生するため、アバランシェ効果が100%得られず感度が低下します。
一方、松定プレシジョンが採用するP層入射構造では、表面付近の光入射により発生したキャリアが100%確実にアバランシェ層に入ります。 結晶内に格子欠陥がないため、低ノイズのデバイスが実現します。 さらに、安定したP層を形成できるため、デバイスごとのアバランシェ電圧のばらつきを抑えることができます。

松定プレシジョンのAPD素子はこちら 

一般的なAPD素子の半導体構造
一般的なAPD素子の半導体構造|松定プレシジョン
松定プレシジョンのAPD素子構造
松定プレシジョンのAPD素子構造|松定プレシジョン

アバランシェフォトダイオードの回路例

この回路図は、APDによるフォトンカウンティング回路の例です。APDに300V程度までの高電圧による逆バイアス電圧を印加します。印加できる最大電圧は、APDにより異なりますので、接続するAPDの仕様書をご確認のうえ最大値を超えないようにして下さい。また、保護の電流制限抵抗も繋いでください。
APDにフォトンが入ると、電流が流れます。この電流を高速オペアンプによる電流-電圧変換回路で、電圧信号に変換します。

アバランシェフォトダイオードの回路例|松定プレシジョン
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