X線の焦点サイズは画像にボケを生じさせます。写真のようにICを透視した場合、焦点サイズが小さいタイプの方がハッキリと見えます。
![焦点が小さいタイプ|マイクロフォーカスX線とは(基礎知識)](/column/uploads/words-micro-focus-xray-01-400w.jpg)
![焦点が大きいタイプ|マイクロフォーカスX線とは(基礎知識)](/column/uploads/words-micro-focus-xray-02-400w.jpg)
医療機関などでX線撮影に用いられている装置のX線源はその焦点サイズがミリ単位であり、ミリフォーカスX線源と呼ばれています。一般に焦点が小さくなるほど、透視の分解能は上がります。高い分解能は透視画像をより精細にします。
ミリフォーカスX線源に対して焦点サイズがミクロン単位のものをマイクロフォーカスX線源といい、高解像度が必要とされる透視に用います。
高解像度なものとそうでないものとでは、判定能力にハッキリと差が出ます。高解像度なマイクロフォーカスX線が映し出すハッキリした画像で部品・材料や食品などの小さな異常・異変が見つけやすくなります。
![この絵はX線の焦点径によって生じる透過画像の解像度の違いです。|マイクロフォーカスX線とは(基礎知識)](/column/uploads/words-micro-focus-xray-03-1600w.png)
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