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よくあるご質問(Q&A)

どのような材料に対応していますか?(樹脂、金属、生体組織など)

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X線CTスキャン装置 よくあるご質問

松定プレシジョンのX線CT装置は、X線が透過する物質であれば、原理上、多種多様な材料の内部観察に対応することが可能です。お客様のアプリケーションに応じて、最適なX線エネルギー(管電圧・管電流)を調整することで、様々な材料の内部構造を鮮明に可視化します。

対応可能な材料の例

  • 樹脂・プラスチック:

    ガラス繊維や炭素繊維を含んだ複合材料(GFRP, CFRP)における繊維配向の解析、樹脂成形品の内部の気泡(ボイド)やウェルドラインの評価、リチウムイオン電池の電極材やセパレータの構造観察など、非常に得意とする分野です。

  • 金属:

    アルミダイカストやマグネシウム合金などの軽金属内部の「す」や介在物の検出、電子部品のはんだ接合部(BGA、QFNなど)のボイドやクラック検査、3Dプリンタで造形した金属製品の内部品質評価などに広く利用されています。

  • セラミックス・ガラス:

    セラミックス製品の内部の微細なクラックや密度ムラの評価、ガラス内部の気泡や異物の検査も可能です。

  • 生体組織・医薬品:

    マウスやラットなどの小動物の骨構造の解析、再生医療分野での組織観察、錠剤内部のコーティング層の均一性や有効成分の分布評価など、医療・製薬分野の研究開発でも活用されています。

  • 複合材料:

    上記の材料が複数混在している製品、例えば金属インサート成形品や電子基板など、密度の異なる材料が組み合わさった対象物でも、それぞれの構造を鮮明に分離して観察することが可能です。

松定プレシジョンは、X線装置の基幹部品であるX線発生器を自社で開発・製造している世界でも数少ないメーカーです。そのため、樹脂のようなX線を透過しやすい低密度材料の観察に適した低いエネルギーから、金属部品の検査に必要な高いエネルギーまで、非常に幅広いレンジのX線源をラインナップしています。この技術的優位性により、お客様のあらゆる材料に対して最適な検査ソリューションをご提供できるのです。

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