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用途・事例

ガイガーカウンター(Geiger counter)とは、放射線の量を測定する機械全般を意味します。ガイガーカウンターは従来、ガイガー=ミュラー計数管(Geiger-Müller counter)とよばれていました。これはハンス・ガイガーとヴァルター・ミュラーが開発したガイガー=ミュラー管(GM管)に由来します。

ガイガー=ミュラー管は、不活性ガスを封入した筒に高電圧をかけたものです。この筒の中に放射線が突入すると、ガスが電離し、陰極と陽極の間にパルス電流が生じます。この電流を計測することで、放射線の数をカウントしていました。

メーターの表示値は、カウントレート(cps)やセシウム137の放射線量に換算した値が用いられます。ガイガー=ミュラー計数管では主にβ線やγ線とX線の測定ができます。しかし、X線や異なる核種の放射線を計測する場合、換算などをする必要があります。

放射線を測定できる機械には他にも、シンチレーション式線量計や半導体式線量計といったサーベイメータがあります。従来、ガイガーカウンターというとガイガー=ミュラー計数管のみを指すものでしたが、シンチレーション式や半導体式のサーベイメータも、慣例的にガイガーカウンターとよばれることがあります。

また、一般的に、GM管式サーベイメータは安価ですが、高エネルギーの放射線に対してはエネルギー検出高率が低く、高線量(ハイカウントレート)での測定に弱いという問題があります。

ガイガーカウンター|松定プレシジョン
関連ワード
  • ガイガーカウンター
  • GM管
  • 放射線
  • サーベイメータ
  • β線
  • γ線
  • X線
  • シンチレーション式線量計
  • 半導体式線量計

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