技術コラム

複数の抵抗器の写真です。

炭素皮膜抵抗器

俗称「カーボン抵抗」といい、抵抗体に炭素系の焼成皮膜を使っています。最も安価で、幅広い抵抗値があります。温度係数はあまりよくないので、高精度を要する場所には使われません。
炭素皮膜抵抗はそのコスト、性能面から一般用抵抗器の主流になっています。

ソリッド抵抗器

炭素系の抵抗体と、セラミックなどを練って焼き固めたものを抵抗体としています。この抵抗器は、過酷な条件下での使用に強く、丈夫であるという特徴があります。1/16W型のような超小型の抵抗器の製造が可能でしかも、幅広い抵抗値範囲をカバーできます。しかし、コストの面及び、総合的な特性面から見て、炭素皮膜抵抗器のほうが優れています。

金属皮膜抵抗器

俗称「キンピ抵抗」といい、抵抗体に金属系のペーストを加熱焼成したもの(厚膜型)と、金属蒸着皮膜を使ったもの(薄膜型)があります。比較的高精度で(±1%程度)、特性的には炭素皮膜抵抗器より優れています。しかし価格は、炭素皮膜抵抗器に対して2~3倍と多少高価になります。

酸化金属皮膜抵抗器

俗称「サンキン抵抗」といい、抵抗体に金属酸化物の混合皮膜を使用したものです。数W程度の比較的中電力用に使われる、安価な抵抗器です。温度特性はだいたい±350ppm/℃程度で金属皮膜抵抗器より劣り、あまりよくありません。

巻線抵抗器、セメント抵抗器

金属の細い線をセラミックのボビンなどに巻きつけたものです。線をボビンに巻きつけるという構造がコイルと同じなので、インダクタンスを持ちます。

抵抗ネットワーク

複数の抵抗器を一つのパッケージにまとめた複合部品の一種です。部品点数の削減、省力化、高密度化などのメリットがあります。

半固定抵抗

工場で調整を行う事を目的とした可変抵抗器(トリマ)で、調整用ドライバなどで回転させる形式のものです。

松定プレシジョンの各種製品はこちら