電子負荷とは抵抗値を任意に設定できるようにした負荷装置です。
内部は半導体素子などを組み合わせ、負荷の「高速な急変の繰り返し」などは人の手ではできないので、電子負荷を使って電池評価、電源評価をすることになります。
電子負荷の動作モード
定電流(CC)動作
設定した電流値で動作します。動作中に端子電圧が変化しても、一定の電流を流すことができます。
定電圧(CV)動作
設定した電圧値で動作します。放電中に端子電流が変化しても、一定の電圧で動作できます。
定抵抗(CR)動作
設定した抵抗値で動作します。端子電圧の電圧値を測定し、設定値に応じて、放電の電流値を決定します。
定電力(CP)動作
設定した電力値で動作します。放電中に端子電圧が変化した場合、変化に応じて一定の電力を消費させることができます。
例えばこんな用途にお使いいただけます
車載用DCモータの評価試験に最適
弊社製の直流電源PRKシリーズなどを組み合わせて、モータからの回生電流をEH/EHHシリーズやEZシリーズで吸い込むことで、ECUや電源にダメージを与えることなくモータの評価をすることができます。
回生機能付き電子負荷
最近は負荷電力を商用の電力系統へ回生する回生機能付き直流電子負荷や回生電源などでも利用されています。弊社では、回生式直流電源PBRシリーズを取り扱っています。
バッテリー検査用充放電電源
バッテリーの充放電試験にも電子負荷は利用されています。 弊社では、各種二次電池の充電・放電をくり返すテストに使える充放電電源、ECDシリーズやECPUシリーズをラインナップしています。
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松定プレシジョンでは、小型の卓上電子負荷からハイパワーの電子負荷としても使える電力回生式の直流電源まで製造しています。