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よくあるご質問(Q&A)

寸法測定や幾何公差(GD&T)評価は可能ですか?

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X線CTスキャン装置 よくあるご質問

はい、高精度な寸法測定はもちろんのこと、CTのオプション機能を追加で導入いただくことで、図面指示に基づく幾何公差(GD&T: Geometric Dimensioning and Tolerancing)の評価まで対応可能です。

まず、基本的な寸法測定機能は標準ソフトウェアに搭載されており、CTデータ上の2点間距離、角度、直径などを非接触で正確に測定できます。これは、製品内部など、物理的な測定器がアクセスできない箇所の寸法評価に絶大な威力を発揮します。

さらに、より高度な品質管理が求められるお客様向けに、GD&T評価ソフトウェアをご提供しています。このソフトウェアでは、製品の設計データである3D CADモデルをCTデータに重ね合わせ、図面に記載された真直度、平面度、真円度といった形状公差や、平行度、直角度、位置度といった姿勢・位置公差を自動で評価・検証します。

GD&T評価のメリット

  • 全数・全面検査:

    CTは製品全体の3Dデータを取得するため、特定の部分しか測定できない接触式測定機とは異なり、製品のあらゆる箇所の幾何公差を一度に評価できます。

  • 非破壊での内部評価:

    組み立て後の製品を分解することなく、内部部品の位置度や嵌合状態を評価できます。

  • 評価の迅速化:

    従来は多くの手間と時間を要した幾何公差の評価を、ソフトウェアが自動で行うため、検査時間を大幅に短縮できます。

  • 結果の可視化:

    CADモデルからのズレ量をカラーマップで表示することで、製品のどこが、どの程度、公差から外れているのかを直感的に把握でき、製造工程への迅速なフィードバックが可能になります。

この機能により、松定プレシジョンのCTは、研究開発における内部構造の可視化から、製造現場における最終製品の寸法・幾何公差まで、一貫したソリューションをご提供します。 注意:松定プレシジョンのCT装置は、VDI/VDE規格に規定された寸法精度値を保証する計測用X線CT装置ではありません。

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