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よくあるご質問(Q&A)

定量解析(寸法、体積、密度など)は可能ですか?

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X線CTスキャン装置 よくあるご質問

はい、もちろん可能です。松定プレシジョンのX線CT装置は、単に内部を「見る」だけの観察装置ではありません。取得した高精細な3次元データから、様々な物理量を数値化する、高度な「定量解析」プラットフォームです。これにより、お客様の品質管理や研究開発における客観的で信頼性の高い評価を実現します。

  • 寸法測定:

    2点間の距離、角度、円の直径や半径といった基本的な測定はもちろんのこと、複雑な形状を持つ部品のあらゆる部分の寸法を、非破壊かつ非接触でμmオーダーの精度で測定できます。従来の測定器ではノギスやマイクロメータが届かなかった内部の寸法も、正確に測ることが可能です。

  • 体積測定:

    部品全体の体積はもちろん、内部に存在するボイド(空隙)や異物といった特定の領域だけを抽出し、その体積を正確に算出できます。例えば、アルミダイカスト部品の「す」の総体積を計算し、製品の品質基準と比較するといった評価に活用されています。

  • 密度解析:

    CTデータにおけるボクセルの明るさ(輝度値)は、その部分のX線吸収率、すなわち物質の密度と相関があります。この性質を利用して、材料内部の密度ムラを可視化したり、異なる材料が混ざり合った複合材料の各成分の分布を解析したりすることが可能です。

これらの定量解析機能は、直感的なインターフェースのソフトウェアに統合されており、測定したい箇所をクリックするだけで、誰でも簡単に高精度な測定ができます。測定結果はレポートとして出力することもでき、品質管理記録や学術論文のデータとしてもご活用いただけます。 注意:松定プレシジョンのCT装置は、VDI/VDE規格に規定された寸法精度値を保証する計測用X線CT装置ではありません。

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