弊社のX線CT装置は、お客様の運用負担を最小限に抑えることを目指して設計されています。
メンテナンス
装置の心臓部であるX線発生器には、高性能な密閉型(クローズドチューブ)のX線管を採用しています。これは、フィラメント交換や真空ポンプでの排気といった定期的なメンテナンスが必要な開放型(オープンチューブ)とは異なり、長期間にわたって安定した性能を維持します。そのため、お客様による日常的なメンテナンス作業はほとんど必要ありません。
キャリブレーション
正確なCT画像の再構成を行うためには、定期的な幾何学的な歪みの補正(キャリブレーション)が重要です。弊社の装置では、このキャリブレーション作業を自動化する「軸校正」機能が搭載されており、画面の指示に従って基準となる治具(ファントム)を撮影するだけで、ソフトウェアが最適な補正を自動的に行います。この作業は数分で完了するため、手間がかからず、いつでも最高の測定精度を維持できます。
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