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よくあるご質問(Q&A)

Micro-CTとは何ですか?CTとの違いは何ですか?

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X線CTスキャン装置 よくあるご質問

Micro-CT(マイクロCT)とは、μm(マイクロメートル)オーダーという非常に高い解像度で、対象物の内部構造を3次元的に観察できるX線CT(コンピュータ断層撮影)技術の一種です。原理としては、対象物に360度全方位からX線を照射し、透過したX線量のデータを検出器で収集します。この膨大な2次元の透過像データをコンピュータで再構成計算することにより、あたかも対象物を実際に切断したかのような鮮明な断面画像や、立体的な3Dモデルを構築することができます。

Micro-CTは、3DX線顕微鏡や産業用CT、工業用CTと呼ばれることもあります。産業用CTや工業用CTの場合は、荷物用や大型のCT装置の場合もありマイクロCTでは無い場合もあります。

一般的に「CT」という言葉で想起される医療用CTとの最も大きな違いは、その「解像度」と「目的」にあります。医療用CTは人体を対象とし、ミリメートル(mm)単位の解像度で臓器や骨の状態を診断することを目的としています。一方、産業用のMicro-CTは、電子部品、新素材、樹脂成形品、医薬品といった工業製品や研究開発サンプルを対象とし、その内部にあるμm単位の微細な構造、欠陥、寸法などを非破壊で精密に検査・測定・解析するために使用されます。

私たち松定プレシジョンは、長年にわたり培ってきたX線発生器と電源の高度な技術を保有しています。特に、Micro-CTの心臓部であるX線源には、焦点サイズが極めて小さい自社開発のマイクロフォーカスX線発生器を搭載しており、これにより他社には真似のできないシャープで高精細な3D画像を取得することが可能です。医療用CTでは決して見ることのできないミクロの世界を、非破壊で鮮明に可視化する。それが松定プレシジョンのMicro-CTです。

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