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用語集

幾何倍率とは、撮影物とX線カメラ上に投影されたX線像のサイズの比率です。X線撮影時のX線焦点位置から撮影対象物の距離(FOD)と、X線焦点位置からカメラまでの距離(FID)の比率で表されます。例えば、X線の焦点から100mm離れた位置に試料を置き、そこから400mm離れた位置にカメラをおいて撮影すると
幾何倍率=FID/FOD=(100+400)/100=5[倍]となります。
カメラを遠くに置けば幾何倍率は大きくなりますが、カメラに入射するX線の量が少なくなります。幾何倍率を大きくするには、FODを短くして(試料を出来るだけX線管に近づけて)撮影すると大きな幾何倍率で撮影が出来ます。

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