(掲載:, M.P.
)
コロナ放電は、電気的に帯電した導体の周囲にある気体(通常は空気)が電離することで発生する局所的な放電現象です。鋭利な電極周辺の電界強度が空気の絶縁耐力を超える一方で、完全な絶縁破壊やアーク放電に至るほど高くない場合に発生します。
主な用途
コロナ放電は、産業および科学分野で幅広く利用されています。
- 表面改質(コロナ処理):高分子、セラミックス、紙、金属、ゴムなどの濡れ性や密着性を向上させ、印刷や接着工程の品質向上に使用されます。
- 静電プロセス:複写機、レーザープリンタ、電気集塵機による空気浄化などに利用されます。
- イオン生成:イオナイザに用いられ、静電気除去を行います。
安全上の注意
空気中のコロナ放電では、副生成物としてオゾンや窒素酸化物(NOx)が発生します。これらは高濃度では腐食性を持ち、人体にも有害となる可能性があるため、適切な換気設備や排気システムが必要です。
電源に求められる要件
安定したコロナ放電を発生させるには、プラズマ負荷の非線形インピーダンス特性に対しても安定出力を維持できる高圧電源が必要です。松定プレシジョンでは、コロナ発生器や帯電用途に必要な高精度制御と高安定性を実現する高圧アンプおよび高圧電源を提供しています。
松定プレシジョン製の高圧電源を使用したコロナ放電の学術論文。
関連ワード:
- コロナ帯電/除電用電源
- コロナ帯電用電源
- 高分子・セラミックスのコロナ帯電