技術コラム

波高率(クレストファクタ)は、波形のピーク値(peak value)を実効値(RMS value)で除して求められます。波高率が高いということは、すなわちピーク値が実効値に比べて大きい波形ということになるので、ピークが尖った形の波であると言えます。

また、ダイナミックレンジの広さを表しているとも言えます。電気の世界でももちろん、機械的な事象(振動など)や測定機器の性能(測定限界など)を判別するのに利用されたりしています。

電源において、一般的に波高率は入力電流波形の指標として使われ、コンデンサインプット型の電源では波高率の高い、すなわち、大きなピーク電流が流れ、見かけの電流値の大きな力率の悪い電源となります。その結果、入力ケーブルや電力設備にもより余裕を持たせる必要があります。

これらの欠点を防ぐため、力率改善回路(PFC)を利用し、入力電流を正弦波に近づけて、ピーク電流を低くする事で入力ケーブルや電力設備への負担を低減させる事ができます。しかしPFCにも効率があるのでその選択は一長一短です。使用環境や使い方を含め当社の営業担当に相談頂ければお客様にマッチした電源をご提案いたします。