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用語集

管電圧とは、X線管に印加されている電圧のことです。X線管では、陰極と陽極の間に高圧電源を接続し、陰極から発生する電子を高電圧で加速し陽極に衝突させX線を発生させます。管電圧を高くするとより波長の短いX線が発生し、物質を透過しやすくなります。例えば、100kVの管電圧から発生する最短波長のX線は、
100kVの加速から発生する最大エネルギーのX線は、100keVなので、
プランク定数を用いた式 E = hν = hc/λ [ J ]から、1.24/100keV=0.0124nm(0.124Å)となります。
また、発生するX線の全強度は、管電圧の2乗に比例して増倍します。
管電圧と透過力については、Q&Aの「X線装置の管電圧(加速電圧)ってどのくらい必要ですか?」をご覧ください。

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