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用途・事例

放射線医療では人工的につくり出した放射線を使って、診断や治療を行います。定期検診に含まれるレントゲン診断も、X線を利用した診断の一つです。

がんの治療でも放射線が利用されます。放射線には細胞のDNAを破壊し、細胞が再生できなくなる作用があります。この作用を利用し、患部にX線、電子線、ガンマ線、アルファ線、ベータ線などの放射線をあてることにより、がん細胞を消滅させます。使用する放射線の種類は、がんの種類によって変わります。この中でもとくにX線を患部に照射するものをサイバーナイフ、ガンマ線を照射するものをガンマナイフとよびます。

放射線治療では、多くの場合、レントゲンやCTと同じように身体の外部から放射線を照射します。このとき、高エネルギーのX線を発生させる装置をリニアック(直線加速器)といいます。高エネルギー放射線治療装置ともよばれています。装置を使って発生させた放射線を多方向から正確に照射し、がん細胞を破壊するのです。

放射線治療では、身体を透過した放射線を電離箱などの放射線測定装置を利用して測定します。松定プレシジョンでは、放射線治療に使われる放射線機器や検出器で使用する高圧電源を多数取り扱っています。

放射線治療システム
関連ワード:
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  • リニアック
  • 電離箱
  • ガンマ線
  • アルファ線
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