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超高速応答
四象限バイポーラアンプ

1MHzの驚異的な広帯域・高速応答

  • 出力電圧: ±75V, ±150V
  • 出力電力: 75W~300W
  • 応答速度: DC~1MHz

負荷を選ばず安定した動作が可能

POAシリーズは、DC~最高1MHzの広帯域・超高速応答を実現した四象限バイポーラアンプです。
この圧倒的な高速応答を活かして過渡応答試験などに最適です。また、直流電源としても直流電子負荷としても使用できる四象限動作により、トランスなどの誘導性負荷でも、キャパシタなどの容量性負荷、あるいはモータ、ピエゾ素子などの様々な負荷にお使い頂けます。
DC出力時にも最大電流を出力できる汎用性の高い製品です。

特長

  • DC~1MHzまたは500kHzの高速応答を実現。
  • 電流の出力(ソース)や吸込(シンク)が可能な四象限動作。
  • DCバイアス機能を標準装備。
  • DC出力時においても最大電流を出力可能。
  • 過電圧、過電流および出力短絡保護を備えた安心・安全設計。

主な用途

  • コイルやトランス等の誘導性負荷の評価試験
  • 車載電装品の電圧変動試験
  • キャパシタやディスプレイパネル等の容量性負荷の評価試験
  • キャパシタのリップル試験
  • 各種モータの評価試験
  • 太陽電池関連機器の評価試験
  • ピエゾ素子の駆動など

本製品はバッテリの充放電用に設計された電源ではありません。
そのような用途には、専用に設計された直流充放電電源を別にラインナップしておりますので、どうぞお気軽にこちらからお問い合わせください。

ラインナップ

モデル名 最大出力電圧 最大出力電流 出力電力 お問い合わせ
POA75-1 -75V~+75V ±1A 75W 見積り 購入前 購入後
POA75-2 ±2A 150W 見積り 購入前 購入後
POA75-4 ±4A 300W 見積り 購入前 購入後
POA150-1 -150V~+150V ±1A 150W 見積り 購入前 購入後
POA150-2 ±2A 300W 見積り 購入前 購入後
「高周波利用設備」該当品です

POAシリーズは、電波法第100条の規定により総務大臣の使用許可を必要とする「高周波利用設備」に該当します。
(周波数10kHzで出力電力50Wを越えて使用する場合に必要)詳しくは、以下のよくあるご質問をご確認ください。

仕様

外観説明

フロントパネル 超高速応答四象限バイポーラ電源・機能説明・フロントパネル
リアパネル 超高速応答四象限バイポーラ電源・機能説明・リアパネル
  1. バイアスON/OFFスイッチ
  2. バイアス設定ダイアル
  3. POWER ON/OFFスイッチ
  4. OUTPUT 表示LED
  5. OUTPUT ON/OFFスイッチ
  6. 電圧メータ
  7. 電流メータ
  8. Vcon-in端子
  9. 電圧モニタ端子
  10. インターロック
  11. リモート出力ON/OFF制御
  12. 出力端子
  13. AC入力端子

BIAS(バイアス)の使用について

「バイアスON/OFFスイッチ」をONにしますと「バイアス設定ダイヤル」にてバイアスを可変することができます。

目盛り 出力電圧
000(ccw) -定格
500 0V
1000(cw) +定格

その他、詳細については、こちらよりカタログをダウンロードし、ご参照ください。

機能

保護機能について

オーバーボルテージ保護(OVP)

本機には、オーバーボルテージ保護があり、異常時でも定格出力電圧の約110%でリミットされ、負荷を保護します。

オーバーカレント保護(OCP)

本機には、オーバーカレント保護があり、過負荷時でも定格出力電流の約110%でリミットされ、電源・負荷を保護します。

高速過電流保護について

本機の過電流保護はパルス電流を制限する高速過電流保護回路と定常電流を制限するオーバーカレント保護回路の2種類を装備しております。図のオーバーカレント保護(OCP)は定常電流を制限するもので、応答速度は約1msecです。これとは別に高速応答型の電流制限回路が付加されており、矩形波や容量負荷時のパルス電流を定格電流の約2倍で制限します。

超高速応答四象限バイポーラ電源・パルス電流を制限する高速過電流保護回路と定常電流を制限するオーバーカレント保護回路の2種類を装備

出力範囲について

本機は、四象限動作可能なバイポーラ電源です。下図の領域で電流の供給(ソース)、吸収(シンク)が可能です。

出力範囲

オプション

-LN

出力自動復帰(旧:停電保護なし)
このオプションは、ACパワースイッチのON/OFFや停電など入力電源遮断から復帰する際に、出力状態が保持されます。
出力状態が保持されているので、OUTPUTスイッチを一旦OFFにするなど、保護ステータスをリセットする必要がありません。
注意:OUTPUT設定がONの状態で電源を入力すると、出力がONになります。

-LVs

出力レンジ切替
±75V出力モデルは以下の3レンジに切替が可能
L:-125V~+25V M:-75V~+75V H:-25V~+125V
±150V出力モデルは以下の3レンジに切替が可能
L:-250V~+50V M:-150V~+150V H:-50V~+250V

超高速応答バイポーラ電源・オプション・出力レンジ切替

ご発注方法

ご発注時は、上記のオプション記号を型名の後につけてください。
〈例〉POA150-2-LNVs (アルファベット順)

別売品

信号発生器(ファンクションジェネレータ)

AC入力ケーブル

【標準添付】 CABLE TYPE1 CABLEシリーズ CABLEシリーズ 125 V / 10 A 2.5 m
固定長
【別売】 CABLE TYPE3 CABLEシリーズ CABLEシリーズ 250 V / 10 A 2.5 m
固定長
【別売】 CABLE TYPE4 CABLEシリーズ CABLEシリーズ 250 V / 10 A 2.5 m
固定長

アンプの特性

立上り時間

(ステップ時間)・・・応答性を立上り時間で表現することもあります。一般的に応答速度(=周波数帯域)fc(Hz)のアンプの立上り時間は tr≒0.35/fc で求められます。
立下り時間 tf は tr と同じです。
周波数帯域:~1MHzの場合、tr=tf=約0.35μs
:~500kHzの場合、tr=tf=約0.7μsとなります。

超高速応答バイポーラ電源・立上り時間のイメージ図

応答速度

正確な出力波形を必要とされる場合には、使用周波数よりも十分に高い周波数帯域をもつアンプを選択してください。
通常、正弦波で使用する場合では3倍~5倍、矩形波で使用する場合では10倍の速い周波数帯域が必要です。周波数帯域が不足しますと、出力振幅が減少するだけでなく入出力位相差が大きくなりますので、出力波形をモニターして使用するなどの注意が必要になります。

超高速応答バイポーラ電源・応答速度のイメージ図

容量負荷について

容量負荷の場合、発振を起こす場合があります。
その場合はパワー抵抗を出力に直列に挿入してください。
また、容量負荷では直列に挿入した抵抗と容量により周波数帯域が制限されますので注意してください。

誘導負荷について

誘導性負荷のインダクタンスによっては共振する場合があります。その場合は、出力端子間にC-R直列回路を接続して共振を起こさないようにしてください。

ダウンロード

ダウンロードできない場合の解決方法

ダウンロードできない場合、以下の方法をお試しください。

  1. Ctrl+F5を押下し、WEBブラウザのキャッシュをクリアして、お試しください。
  2. WEBブラウザを再起動のうえ再ログインして、お試しください。
  3. ご利用のWEBブラウザを変更して、お試しください。
  4. パソコンを再起動し、再度お試しください。
  5. 別のパソコンで、再度お試しください。

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