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技術コラム

(掲載:, 更新:, M.P.

直流安定化電源には、電圧・電流を安定して得るために主に次の2種類の制御方式が用いられます。

制御方式

種類 主な特長 メリット デメリット 対象製品
シリーズレギュレータ方式
(リニアレグレータ方式)
入力と出力の間に制御回路を入れて安定化させます。 ノイズが非常に小さい。
応答速度が速い。
効率が悪い。
大きく重い。
P4LT
P4L/P4LN
P4LE/P3LE
PLJ
PLD
PLM
PLEE
スイッチング方式 入力を切ったり入れたりすることで高周波を作りだし、整流・制御して安定化させます。 効率がよい。
小さく軽い。
入力電圧範囲が広い。
シリーズレギュレータ方式に比べてノイズが大きい。 P4K-36
P4KF-80
P4K-80
PK-80
PKTS
PK
TB
PVCE/PVCEJ
PRKT
PKT
PRK/PRKJ
PR
PRH
PRM

シリーズレギュレータ電源の主な用途

シリーズレギュレータ方式の低ノイズと高速過渡応答特性を活かした用途例:

  • ノイズに敏感なアナログ回路の評価
  • 半導体の特性評価
  • オペアンプやAD/DAコンバータの試験
  • 高精度な医療機器や科学機器への電力供給

スイッチング電源の主な用途

スイッチングレギュレータ方式の小型・高効率の特性を活かした用途例:

  • サーバーや産業機器など、高効率が求められる高出力用途
  • バッテリーの充電およびシミュレーション
  • ECUやモーターなどの車載電装部品の試験
  • 汎用的な研究開発・製造ラインでの試験

定電圧と定電流

直流安定化電源は、負荷が変化しても出力電圧が安定している「直流定電圧電源」、出力電流が安定している「直流定電流電源」に大別されます。定電圧をCV(Constant Voltage)、定電流をCC(Constant Current)ということもあります。これらのモードを理解することは、ニーズに合った電源の選択に不可欠です。

ご用途やご希望のスペックをご連絡いただければ専門スタッフよりご回答させていただきます。
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